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 抜粋したセミナー内容を要約してご紹介。

335 H22.09.06 世界の中の日本経済のゆくえ
リ−マンショック時、大企業・製造業が直接影響を受けたが、その下請けである中小企業・非製造業のほか家計にまでしわ寄せがきた。その後の景気拡大局面においてもデフレの脱却は期待できず、川下の回復には時間がかかると見込まれる。
またリ−マンショック後、財務改善のためキャッシュの積増し・設備投資の海外化のほか、円高や世界的な財政緊縮路線、そして米国経済のもたつきなど輸出環境の悪化が懸念事項となっている。今後の日本の展望は、円高であっても中国とアジアが今の調子で成長すれば、緩やかに成長すると考えている。中国は不動産市場に対し意図的にブレーキをかけているが、2012年に「政治の年」を迎え、景気減速のまま引継ぐことは考えられない。かれらを観光客として迎えれば巨大な輸出産業へと発展するだろう。
331 H22.03.18 嫌消費時代の到来ー嫌消費の要因と未来の消費社会ー
近頃モノが売れないのは、不景気だけが原因というわけではなく、売り手が消費者を理解できていないことに原因がある。事実、ネット販売や一部の地域企業は好調である。総務省が平均消費性向の年代別分析を行ったところ、全世代の平均は73.2%だったが、バブル後世代(25〜29歳)はこれを下回った。つまり、この世代は収入に見合った消費をしていない。そして、消費市場の主役がバブル後世代に変わろうとしている。この世代は中高生の時にバブル崩壊を経験しているため、他者志向・競争志向・劣等感といった特徴のほか、横の繋がり(ネットで繋がる世代)を重視する特徴がある・そんな彼らは、他人からバカにされず、割安と感じるモノにならお金を惜しまない。その為、客を説得できる情報があり、それを提案できるネット販売が伸びている。ターゲットとする世代を見極め、消費者ニーズを理解し、いかに信頼に結びつけていくか、「わたしは、あなたの悩みを解決できる。」というソリューション営業が鍵になってきている。
327 H21.11.06 国をつくるという仕事ーグローバルリーダーシップとはー
途上国の貧困を体験して学んだことは、@貧困は人造現象だということ、A貧困は平和を脅かすということ、B貧困が平和を脅かしている、そういう事態が我が国でも起こりうるということ。我が国は、先進国の中で貧困層の割合がもっとも高い国の1つになってしまった。原因はバブル崩壊後の経済の低迷、高齢化、正社員と非正社員という労働市場の二極化にある。国づくりの為に動こうとする時、私達は何をすべきなのか。そのヒントとして、ブータンの前国王ジグメ・シンゲ・ワンチュク雷龍王4世の言葉を紹介したい。王は即位後初のインタビューで「国民総生産量よりも国民総幸福量の方が大切だ」と語った。雷龍王4世から教わった、民が肌で感じる想いやり、それは行政の質を根本的に変えるもの。リーダーと民衆の間に信頼という名の絆をつくり、幸福度を高めることで、国民の97%が「自分は本当に幸せだ」と感じている。良い国づくりというのは、私達の身近な所で始まっているのだということを忘れないで欲しい。
 

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